夏旅ブログ 〜 沖縄写真館 〜

沖縄での日常やカメラ、写真のことを書き留めています。

カメラのお話し

夏の旅の話を少し離れて、今回はカメラの話をしたいと思います。

 

私がカメラをやり出したのは、今からウン10年前、もちろん、フィルムです。残念ながら、なぜ、始めたのかが記憶がありません。泣けるところです。沖縄に来てからは、そのフィルムカメラも押入れの肥やしになってたんですが、今年の春ぐらいに突然、デジカメの一眼を衝動買い。微速前進でカメラ活動が再開されたわけです。

 デジタルカメラが流行りだしても全く興味がわかず、邪道以外の何ものでもないと思ってました。デジタル=作り物みたいな勝手なイメージがあったのと、一体、何がそんなに良いのかと、当時のデジカメの性能は、数年前の携帯電話のカメラにさえ、遠く及ばないものでした。

で!その頃のデジカメに対する感覚や先入観が現在にまで至ってたわけなんですが、いやぁー、ほんとにすいません。デジタル一眼、凄いです!!

キヤノンさん、ニコンさん、その他もろもろのカメラ屋さん、ほんとにごめんなさい。今更感満載な発言もついでにお許し下さい。デジカメを心の底からバカにしてました、侮ってました、見下してました、拒絶していました。真っ赤に焼かれた鉄板の上に額を擦りつけて土下座したい気分で一杯です。カイジを知らない方、ごめんなさい。

冒頭でカメラ活動の再開に触れましたが、デジカメの魅力の片鱗を見たのは、今年の春、フィルムカメラの整備をお願いしようとカメラ屋さんに行った時です。『今のデジカメって、ぶっちゃけ、どうなのよ。』って、ふと、思った私は、店員さんにお願いし、ちょこっとだけ、最新のデジカメを触らせて頂きました。その瞬間、私の永久凍土のような人生に春が訪れました。つまり、劇的な恋の瞬間です。

デジカメは興味がない代物だったので、スペックだの、画質だの、それらの知識は皆無でした。時代が変わり、デジカメが変わり、写真の表現も凄いことになっていると知りました。

カメラ界のリアル浦島、それは私です。

リアル浦島、カメラのキタムラという名の竜宮城から出てきた時、手にしていたものは玉手箱ではなく、Canon EOS80Dでした。

ざ、衝動買いです。色々と小物も買って、ざっと20万弱、恋は冷静さを失わせます。もう恋なんてしないと決めていたのに、、、。

 

さて、そのデジカメ、一体、何が凄いでしょうか。いくつか紹介したいと思います。

まず画質、APSサイズでそこそこ安い、財布に優しい機種でさえ、芸術作品量産機ですよ。もちろん、カメラマンの腕もありますけど。カメラが勝手に名作にする訳ではありません。

次にISO感度、い、1万オーバー??何かの間違いじゃないですかね。目が点になりました。一桁+α 多いです。感度良すぎです。フィルムだったら、どんなに高いのでも1600ほど。さらに言うなら、そんな高感度のフィルムなんて使った記憶がありません。一般家庭の室内で8000分の1を切るなんて、ミルククラウンを撮るなんて、ほぼ無理ゲーです。でも、今のデジカメなら、過酷な条件下でも、やればできる子になれます。

3つめ、即撮り&即確認、気に入らなければデータをその場でポイ!フィルムのように現像するまでの失敗してないかな、大丈夫かなとかのドキドキ感はなくなりますが駄作を確実に減らせるという、職人気質のとってもありがたい仕様です。うん、素晴らしい!!

フィルムは、撮ったものをその場で確認できないから、ビビリな私は保険的に数撃ちするので、結果、フィルム代も現像代もかさんでました。

 最後に撮影データの管理です。フィルムはネガの保管が大変でした。元はペラペラのシートなんですが、大量に集まると侮れません。デジカメなら、容量にもよりますが、わずか数グラムのSDカードにそれはそれは大変な枚数を保存できます。アルバムもデジタルでよければ、奇跡の親指サイズです。

  と、こんなところですかね、大きく言うと。誤解ないようにしたいですが、フィルムにはフィルムの魅力が有ります。決して、フィルムカメラを否定するものではないので、そこはよろしくお願いします。押入れの肥やしだったカメラも数万円かけて整備し、防湿庫で大切に保管しています。

 

みなさん、ほんとにカメラっていいですよ。まだ、その世界に触れてない方、触れてみたいと迷っている方、新しい世界に一歩、踏み出してみませんか。その一歩は、あなたの人生にとって、大きな大きな一歩になるかもしれません。

 

おまけ。

Canonさんですが、読む時はキャノンですが、日本語表記にして書く時は、キヤノンになります。ちゃんと由来もあるんです。気になる方、ググッでみて下さい。 

 

いつもより、長くなりました。

それではまた今度!

 

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